ここまでコミックやアニメをしっかり観た作品は今までにあっただろうか。

途中コミック&アニメのネタバレ的要素があるかもしれませんので予めご了承ください。また他のコミック、アニメ等々そこまで深く知らないので、その辺も優しい眼差しでご覧ください。www

私が初めて「鬼滅の刃」という言葉を知ったのはおそらく2019年の11月頃。紅白歌合戦の出場歌手の発表があった際、「LiSA」という歌手の名前を聞いて「リサ?m-floのLISA?」(←20年前で停止してる。)なんて思ったのがはじめ。Lisaなる人物はアニメの主題歌を歌っていてそのアニメがすごく人気らしい。と、その程度。アニメ主題歌の「紅蓮華」も街中で耳にしたこともあって、まったく初めて聴いた曲って訳でもなかったから「へ〜、紅白に出るくらい人気なんだ。」って思った記憶が。

同時期にSNSで着物関連のフィードに「鬼滅の刃」のコスプレや緑×黒の市松模様がぽつぽつと上がってきていた。この段階の知識は「アニメ」「鬼になった妹を人間に戻す話」「登場人物は着物を着てるらしい」「その着物の柄が人気らしい」ってな感じ。

コミックやアニメに興味がないわけではなく、小学生の頃は少女向け漫画雑誌「ひとみ」を購読しており、低学年の頃には漫画家になりたいと思っていたり、高学年ではマンガクラブというグラブに所属しており、アニメディアも定期購読していたというまぁまぁそこそこ漫画やアニメ好きな方だったと思う。

(思い出して描いてみたクリーミーマミ)

今では私より強力なコミック&アニメ好きが近くにいるので(ダンナさん)そのおこぼれを頂戴してたまにコミック読んだり、アニメ観たりという感じ。

今回の始まりもダンナさんがテレビで2週連続鬼滅の刃のアニメの放送(2週目10月17日放送の那田蜘蛛山のみ)を観てどはまりして、その勢いで友達と劇場版を観にいったのがきっかけだった。

映画を見た数日後ダンナさんが「コミックを買いに行く!」と言って近所の本屋に行ったけどまったく在庫が無かったらしく(その数日前、別の本屋で1巻から最新刊の22巻まで平積みしてた)何とか4〜6巻だけ入手できて読み始めた。

ほぼ時を同じくしてテレビでは放送されなかった6話以降の放送がローカル局で始まり、とりあえず見逃した5話までをネット動画で観て、コミックで那田蜘蛛山のところまで読み終わった後「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を観にいった。

ここからは早かった。(笑)

アニメは週1回の3話づつ放送(後半は2話ずつ)だったのでぼちぼちと毎週観ていたのだが、前回買えなかったコミックを買おうと思ってもなかなか在庫が無く、店舗入荷日を確認した後、11月21日に漫画を1〜3巻、7〜21巻合計18冊を大人買い。(大人ってステキ)

(前回まで在庫のあった22巻が在庫切れで買えず。)

最初の接点はアニメだったけど、その後コミックとアニメを平行して観ることよって気が付いたこと。コミックは文字が大きく情報量少なめ。(私にとっては読みやすい。)登場人物によってフォントが異なるところがあり、そのフォントの選び方で雰囲気が伝わってくる。(これに気づいたのは善逸のセリフ)

アニメはコミックでは分かりづらい格闘シーンの動きがよくわかり、彩色されているので分かりやすい。(日輪刀の色など)

コミック購入の理由は他にもある。連載が終わってるので購入の終わりが見えているということ。少年コミックは特に連載が長く永遠と買わないといけないような物が多いけど「鬼滅の刃」はあと1冊買えば完結するのだ。

無限列車編から柱と十二鬼月との戦いが延々と続くわけだけど、上弦だけになったとは言え強い鬼ばかりなのでなかなか倒せずに戦いが長く、17〜20巻を読む頃には「まだ続くのか…」とちょっとしんどくなった。なかなか話が展開しないし、後半は技(型)の出し合いっこでおなかいっぱい。無限列車編の前に下弦の弐以下の鬼がスッパリいなくなったので内心ほっとしていたのも事実。

そして最終巻発売の12月4日、コミックを買うために初めて書店に並びました。(笑)コミック発売で書店に行列ができるなんて…とダンナさん驚いてた。

(開店5分前に到着、まさかの行列)

連載を読んでいたわけではないので、最後どのように終わるのかまったく知らなかった私。炭治郎が鬼になった時はそれはもう衝撃だった。確かに炭治郎の生真面目さ、素直さ、(特に家族に対しての)思いやりをみてるとダークサイドに一番落ちやすいタイプ。本編でも描かれてたが想いが違うだけで炭治郎と無惨は紙一重なのだと思う。(途中から炭治郎が鬼になったら最強だと思ってたくらい。(笑))

特に最終巻で印象的だったのが禰豆子が必死に止めるシーン。「あれ?こんあシーン見たぞ!」(たぶん1巻の逆パターン)そして炭治郎を呼び戻す声。ちなみに無限列車編で泣けなかった私だけど、映画で一番じーんときたシーンは炭治郎が家族の夢を見るシーン。すごく幸せで嬉しい夢を見てるけど、それが夢って分かった時の落胆…泣ける。

(描いてみたかった禰豆子ちゃん、麻の葉の紋様描くの大変…)

そしてこのコミック、アニメのすごいところは何度で読める、観られるってところ。(今日の時点でコミック2回、アニメ2回見直してる。)落ち着いた頃にもう一度「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」観にいこうかな。(笑)

最後に私の一番好きなキャラは愈史郎。特に最後の無惨との戦いの際にはかなり重要な役割を果たしてると思う。あと毒舌キャラ小鉄くんとか。個人的に掘り下げて欲しかったのは善逸。兄弟子獪岳とのエピソードだけで(17巻144話)ふざけた(ふざけている訳ではないけど)善逸がいっさい出てこない。かっこよすぎる善逸にギャップ萌え。あと伊之助のエピソードももうちょっと観たかった。

2020年のコロナ禍、今まであたりまえと思ってたことがあたりまえじゃなくなった年「鬼滅の刃」が流行したのも何かの因果かな。

おわり